チアリーディング教室も、ダンス教室と同じく
身体を動かす習いごとの1つとして近年人気が伸びています。
このページでは、「笑顔」「元気」「思いやり」を合言葉に
大阪府下4ヶ所に教室を構えるチアリーダースクールのオーナーのお話をまとめてみました。
チアリーディングスクールオーナーへ聞いてみました
チアリーダースクール JUMPS 石原由美子さん
1.なぜ、チアスクールを経営しようと思ったのですか?
大学時代にチアガールを4年間経験してきました。
大学を卒業し、さまざまな経験をしていくなかで挫折も仕事の喜びも経験しました。
私の場合、挫折をして東京から逃げ帰るように大阪に戻って再出発をしました。
大阪での再出発は、辛いことも楽しさに変えれるものでした。
それは、仕事の内容に人に喜んでもらえるという思いがあったからです。
人が私との関わりで元気づけられると言われ、喜んでもらえたことが多くありました。
その言葉から私も元気づけられました。
そんなときにふと、大学時代のチアリーダーのことを思い出したのです。
アメリカではcheer”元気づける、応援する”という意味と、leader”導く”という意味があります。
そういう意味からスポーツ以上の特別な要素を持っていると認識されていて、
(ブッシュ大統領も取り組まれていたほど)自分を元気づけると同時に人を元気づけるスポーツです。
そこで、このスピリットで周りの人を元気づける輪を広げる、仲間を育てていくことをビジネスに考えました。
2. スクールの形態を詳しく教えてください。
大阪でダンススタジオを借りています。
週1回~2回のレッスンです。
レッスン生は、未就学児から中学生です。
3. 開業までの流れについて教えてください。
実は、最初は会社員をしながらの状態で開業し、
大学時代の友人がレッスンをして、私は経営のみをしていました。
生徒が増えていくのに合わせて私も会社を辞め、
学生時代の先輩や後輩で同じ志を持つ仲間を集めて大きくしていきました。
4.集客とリピートについて教えてください。
集客で一番確実なのは、口コミですね。
スポーツクラブなどで熱心なお母様と信頼関係を結べることが口コミに繋がる近道だと思います。
また体験レッスンで、コンセプトをしっかり伝え、信頼していただくことが大切です。
信頼関係を深めていくために、レッスンだけでなくお母様との個人的な面談も定期的にしています。
あとはウェブサイトも作成しています。
チアリーディング教室はまだまだ日本では少ないので、ネットからの問合せもあります。
さらに、街の小さなお祭りや市のイベントなどにも参加をさせていただいています。
生徒の発表と私達の活動の紹介、イベントの活性化という相互の利益が生まれるので
良い機会になっています。
子ども達はイベントでの発表を目標に練習しますから、技術も向上しますし、
大勢の人に見てもらい声援をいただくことで子ども自身も元気が出ます。
街のイベントを自分達が盛り上げているという主体性も育ちますから
当スクールのPRの場としてはこのイベント参加というのが一番大きいと思います。
5. 何か問題点はありましたか?また、どうやって改善していきましたか?
最初に一緒に立ち上げた友人とは、
行き違いやレッスンに関しての費用などでトラブルになってしまいました。
ルールをあいまいな状態で経営を始めたことが原因で、
後々になって不信感を抱かせることになってしまいました。
その経験を生かし、今では会議を定期的に開いて意思疎通を計っています。
「うまくいったらこうしよう」というざっくりしたものではなく
現実的なプランを立てることが大事ですね。
今回のインタビューのまとめ
学生時代に取り組んできたことが仕事になる。
あなたも、長年打ち込んできたことをもう一度見直す
いわば「自分の人生の棚卸し」をして、起業のヒントを見つけてみてください。