自宅以外でサロンなどを出そうとした際に、気になるのはどんな場所で何階に店舗を構えるのがいいのか?
ということではないでしょうか?
サロンor店舗を探すときに注意すべき点は?
どんな場合でも賃貸で借りる場合は、賃貸借契約書をしっかり確認しましょう。不動産屋さんとの口頭での約束事は避けましょう。また店舗を事業用として借りる場合、一般住宅と違い様々な特約などの条件が契約に付されることがあります。資金の投下に見合う収益が得られるかなど色んな視点で契約内容を吟味しておきましょう。このくらい大丈夫?という女性目線の安易な考えは特に不動産を借りるに当たって禁物です。
よくスケルトン(店舗の内装がまったくない状態)で借りて退去時にはスケルトンで明け渡しという条件が多いので内装工事などをする場合、取り壊しのことも考えておきましょう。
看板の設置は、店舗の場合必須になると思います。 看板を置ける場所が私有地内にあるかどうかも確認すべきです。
他のテナントや近隣の影響を考慮します。
食べ物屋さんが近くにあったり、食品関係のお店が近くにあるところはサロンには向かないといえます。お客様に働きかけるものは五感(見る・聞く・嗅ぐ・触る・温度を感じる)と第六感である場所がかもし出す雰囲気などです。これら全てで問題がないか一つ一つ確認しておきましょう。具体的には、悪影響になるようなものが目に付かないか、音はうるさくないか? 上音や周りの騒音、周りの匂いが影響しないか?風通しは良いか?湿気はないか?明るさ、断熱性はあるかなど、基本的には住まい探しと一緒ですね。
電気、ガス、水道、通信関係の配管、トイレや洗面所などの設備の有無なども必須の確認事項です。
よく、商業施設のテナントとしてサロンとして店舗を借りる場合、トイレが共有のものになってしまっていて、お客様にもお店の人にも不便なことなどがありますので要チェックです。また物件の図面を見たり、現地を見るときには必ず、お客様が入られて、着替えされ、施術を受け、お茶を飲みまたその準備、後片付けなどの動きを想定した動線のチェックも必要です。
不動産の確認の仕方は、朝見て、夜見て、日中に見て、晴天の日に見て、雨の日に見て、雪の日に見て、夏に見て、冬に見てと同じ場所に何度も、周りの環境が違ったりした中での確認が必要です。こういった手間を惜しまないことです。
また隣近所の方々がどんな人たちなのかも要チェックです。
駅からの距離は近い方がいいの?
立地については、そのお店がどれだけ多くの方の目に付くところにあるかにつきます。駅からの距離は第一でないにしても、商業圏内に十分な顧客層の人々が住んでいるか、そこで学んだり、働いたりしているかが重要です。お店の周り1km圏にターゲットとする人口がどのくらいいるのか?などのリサーチは必ず必要です。場所はとにかく人通りの多い場所なのか、環境を優先とした場所なのかはあなたがどんなスタイルでサロンを経営したいのかで決めていいでしょう。
2階以上は不利なの?
店舗を探す際に1階の路面店舗を中心に探されている方が多いと思います。
しかし、1階の店舗はまず敷金が他の階に比べるとかなり割高になります。エステ・ネイル・マッサージなど施術オンリーで考えるのなら、1階でなくてもそれほど集客には影響がないと思います。逆に女性が着替えを必要とするサロンなどの場合は2階以上の方がお客様に好まれる場合もあります。物販を行うのであれば、1階の路面店舗がやはり効率が良いと思います。
まずは物件を見に行こう
店舗を借りようとするといろんな条件が出てきます。そして、あなたの思う条件にぴったり合う物件は本当に少ないものです。頭であれこれ考えていてもなかなかイメージは湧かないものです。今すぐに店舗を借りないにしてもまず不動産屋さんに相談に行くことをお勧めします。いろんな物件を教えていただけること。そして、立地や家賃、物件の雰囲気などが頭に入るといろんなイメージが広がっていきます。
つまり、借りてしまえばあなたがその条件に合ったことを探して動くということです。まだ、借りないにしても物件のイメージが湧くと
1階の店舗ならこういうことができるな。2階以上なら看板は出せるのか?出す場合の工夫。出せないなら出せないなりの工夫と。考えることがどんどん変わってくるし、それに伴ったアイデアが湧いてきます。
そのイメージを膨らませるためにも不動産屋さんに物件を見に行ってみましょう。